【転載連載】市長選5日目!~高齢者の生活支援政策について~

【市長選5日目!~高齢者の生活支援政策について~】
選挙戦5日目は地下鉄室見駅での朝のご挨拶からスタートしました。14日間の選挙期間を3つに分けるならば、今日までが序盤戦。その締めくくりの朝の活動でしたので、いつも以上に気合いが入りました。
選挙カーでの遊説は、城南区と早良区をまわりました。
7区のうちで最も人口が少ない城南区は、最も高齢化が進んでいる行政区でもあります。
荒江、金山、笹の台、堤、宝台、東油山などには、昭和40年代までに開発された大規模な団地がありますが、それらを回っている途中にお話をさせて頂いた方々や手を振って下さった方々の多くが、ご高齢の先輩方でした。
我が国が人口減少社会を迎えた中にあって、福岡市は相変わらず人口増加を続けていますが、年齢別に見ると最も増加しているのが、高齢者以上の人口です。
これに伴って市内では年々、単身の世帯が増えています。そして、一人暮らしの高齢者の暮らしをいかに支えるかということが、市政の大きなテーマとして浮上してきました。
その中の一つに、「高齢になってからのお出かけの交通手段をどう確保するか」という生活交通の分野があります。
福岡市は今年度から新たに、オンデマンド交通の実証実験の予算を取って、市内3つのエリアで運行することを決めています。
これは電話やウェブサイトを使って自宅近くの停留所に車両を呼び出し、目的地近くの停留所まで運んでもらうというもので、タクシーと路線バスの中間のようなサービスになります。
高齢者が自動車の運転免許証を返納しても、日常生活に困ることがないような代替交通手段の確保は、今後年を追うごとに市内のあちこちで必要になってきます。こうしたサービスについてはしっかりと拡充をはかっていきたいと思います。
また、高齢者乗車券をはじめとした市独自の福祉施策についても、しっかりと維持・拡充に向けた財源を確保します。
働き手不足がさまざまな労働分野で深刻になる昨今、元気な高齢者には働き手として活躍してもらうことも重要になっています。
これまでの仕事の経験を生かした再就職はもちろんのこと、新しいスキルを身につけるための訓練や、高齢者を積極的に雇用する事業者への支援など、さまざまな手法をとり入れて、シニア世代の活躍の幅を広げていきます。
これからいよいよ福岡市の人口構成においてシニア層が厚みを増していくことを考えると、介護も含めた社会保障や医療サービスを維持していくことは大変なチャレンジになるでしょう。
支える側に回って下さるシニアの方を増やしていくためにも、健康長寿のまちづくりの取り組みには一層の力を入れなければなりません。
私が市議会議員の15年あまり、ずっとキャッチフレーズにしていたのが「胸を張って元気よく」ですが、このアタマに「いつまでも」をつけ足して多くのシニアの皆さまと共有していきたい。
前向きに過ごせるシニアライフをもっと広げていくことを改めて決意して、5日目の選挙運動の結びとします。
田中しんすけ

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