【転載連載】市長選3日目を終えて~農業、水産業について~

【市長選3日目を終えて~農業、水産業について~】
選挙戦3日目は、今宿駅での朝のご挨拶からスタートしました。
相変わらずの好天に恵まれた清々しい朝、今日も胸を張って元気よく始動できたことを、お天道様と仲間の皆さんに感謝!
今日は選挙カーに乗って、西区・早良区を中心に回らせてもらいました。
稲刈りが終わった田園風景は広々と見渡せます。
きっと今年も美味しいお米が収穫できたことでしょう。
今日の政策のお話は、「農業」そして「水産業」についてです。
私は今回の市長選にあたり、学校給食の無償化を提案しました。これは一つには子育て支援の側面もあるのですが、真の目的はもっと大きなところに置いています。
すなわち、学校給食の食材に安心・安全な地元産の農水産物を多くとり入れて、給食の質を向上させると同時に、地場農水産業の振興をはかることです。
学校給食は大量の食材を安定的に消費します。
こうした食材の調達は、学校ごとに行うのではなく、市の学校給食公社が一括して担っています。
こうした規模による利点(いわゆるスケールメリット)を生かすことで、現状ではどうしても割高になっている市内産の食材の生産量を底上げして単価を下げたり、より安全性が高いといえるオーガニック農産物の作付面積を広げるなど、生産者の所得向上や高付加価値な農業への転換を支援していきたいと考えています。
お魚についても同じです。
学校給食に地元産の魚が年に数回提供されるようになっていますが、この頻度はもっと増やしていきたい。
現状では「市内のほぼ全校がほぼ同じ時期に同じ魚を食べる」ための在庫確保や冷凍貯蔵の難しさがネックになっています。まずは「各小学校で月に1回」などと頻度を決めて、10〜20校ずつが日替わりで地元産の魚を食べるようにしていけば、日々の流通量でどうにかなるのではないかと思います。他方、中学校や特別支援学校の給食が「センター方式」になっているので、更に工夫が必要だとは思いますが。
農家の皆さんは、天塩にかけて育てた農産品を、漁業に従事する皆さんは、とれたての海の幸を、市内の子どもたちにもっと食べてもらえるようになるとすれば意欲の向上にもつながるでしょう。
そして、子どもたちも、学校の行き帰りや週末のお出かけの途中で目にする田畑や海辺の営みをもっと身近に感じ、実感のともなった「感謝の気持ち」を持てるようになっていくと思います。
かなりの理想論を述べているように感じられたかもしれません。
もちろん給食の無償化だけではなく、生産者の所得向上や農水産業の高付加価値化につながる支援は、積極的に行っていきたいと考えています。
夜の活動は、天神で街頭のご挨拶。
仕事や学校帰りの皆さんに新たに作成した名刺型の政策ビラを渡し、手を振り、拳を合わせ…。
市議会議員を辞職してからしばらくは、ずっと1人きりで続けてきた活動を、いまは多くの仲間の皆さんが支えてくれてます。
今日も全力でやり切った。
疲労も忘れるほどの充実感に満たされて、3日目の活動を締めくくりました。
田中しんすけ

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