福岡市長選挙を闘って 若干の総括と今後について

2022年11月30日


日頃より、私たち「福岡市から政治をかえる会」(以下、「かえる会」)に対するご理解、ご支援に心より感謝申し上げます。「かえる会」は、「市民の、市民による、市民のための政治」を実現するために結成され、11月20日投開票の福岡市長選挙に取り組んでまいりました。全国でもまれな共闘体制を作り上げ、市民不在の高島市政の問題点を指摘しながら、その刷新を訴えてまいりました。

今回の市長選挙は、投票率は34.3%。前回に比べ2.9%伸び、期日前投票は1.5倍に増えたものの、全体としては低調でした。得票は、高島宗一郎氏は、前回2018年市長選挙では285435票(73.1%)、今回 は329606票(得票率74.9%)。それに対して対立候補は、前回の共産単独推薦候補が 94437票(24.2%)を獲得したのに対し、今回田中しんすけ氏の得票は 96408票(得票率21.9%)に終わり、共闘の効果はあったものの極めて限られたものとなり、全体としては、厳しい結果となりました。

11月26日、「かえる会」は総会をもち、中間的ながら、私たちとして福岡市長選挙の結果を分析し、私たちのこれまでの取り組みを振り返り、今後どうするかについて話し合いをもちました。26日の総会における議論の中では、他の地方選挙を見れば、「かえる会」が何もしなかったとしたら、投票率は 20%台に留まった可能性が高かったという指摘もなされましたし、何よりも今回高島市政に様々な問題点があることを明らかにした意義は大きいと思います。また、「かえる会」自身も、選挙戦の中で連携を深め、市政の問題点をより深く理解するなど、成長を遂げてきました。

日常的に行政機関やマスコミを通じた宣伝の機会がある高島市長に対して、私たちにはその問題点を指摘し、対案を提示する期間が2か月程度しかなかったという、今回の市長選は時間的に圧倒的に不利な状況の下で闘われました。今後は、4年後を見据えた以下の活動が必要だと考えます。

  • 選挙期間中にまとめ上げた「8項目要求」を、さらに検証、深化させていくこととします。
  • 高島市政を日常的に監視するとともに、できるものから市民要求の実現をめざします。
  • 高島市政の問題点などを、幅広い年代の市民に、広く伝えていくこととします。

そのためにも、今ある共闘体制を維持し、「かえる会」を存続させ、さらに多分野の市民運動の結集を図り、大きくしていこうと私たちは考えております。今後とも「かえる会」は「市民の、市民による、市民のための政治」を、市民のみなさんとともに作り上げていくために努力していこうと思っています。

引き続きご支援とご参加をよろしくお願いいたします。

福岡市から政治をかえる会 世話人会一同


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